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重量オーバーのスーツケースに無理やり詰め込んだ文庫本はたったの4冊
列車で田舎街に行くときにはその中のどれかを持っていく
えんえんとつづく緑の丘やなの花畑
おんなじ間隔で並んだ樹々
ノスタルジーをおぼえる風景に言葉は少なくていい
今日は谷川俊太郎さんの詩集
旅
風景は大きいのか小さいのか分からなかった
それは私の眼にうつり
それはそれだけの物であった
世界だったのかそれは
私だったのか
今も無言で
そしてもう私は
私がどうでもいい
無言の中心に到るのに
自分の言葉は邪魔なんだ