昔から、何故かずいぶん年が上の人からよく可愛がってもらっている。
それらの人たちを見ていると、年を重ねるということがステキなことだと分かる。
最近も、ある女性と親しくなった。
初めて話をしたときに、あまりの貫禄に少し戸惑ってしまった。
おもしろいくらいに、強く、まっすぐに自分を貫いて生きている。
いいもわるいも、好きも嫌いも、全部自分で決めていく。
中途半端は大嫌い。
誰がどう言おうが、自分は自分。
文句があるならかかってこい!
という生き様すべてが、オーラとなっている...感じの女性。
以前、満員電車で「降ります」と一言つぶやいたら、
まるでモーゼの十戒のように道が開いたという話がすんなり納得できるほど
常に威風堂々としている。
どこかしら、父に似ている。
そして、話しているとよく分かる。
ものすごくあたたかい人。
先日、その女性からふと言われた。
「 あなたはね、場の空気をなごませるものを持っている。
それは、あなたの美徳よ。
それを持っている人はあまりいないのよ。大事にしなさいね。」
なんだか、思わずニヤけてしまった。
憧れる人から言われると、余計にうれしい。
なごやか
前にも、一度言われたことがある。
ずっと大切にしている、一枚の手紙。
高校の卒業式に仲良しだった音楽の先生からもらったものだ。
あなたは人の心をなごませるものを持っている。
あなたといると、春の光のようなあたたかさを感じる。
その人となりは、どこからきたのだろうか。
生まれついてのものなのか、それとも、何か大変な経験をして得たものなのか、
私は思い、想像する。
今のままのあなたでよいから、どこへ行っても、変わらず頑張ってください。
頑張れない気がしたときに、いつもこれを読みかえしてきた。
自分のことは自分ではよく分からない。
あたり前だけど、いろんな自分の感情を知りすぎている。
この手紙をもらったころよりも多少、大人になった今は
いろんな自分がいて、おもしろいと思える。
それでも、出来事や環境の変化で自分が好きになったり、嫌いになったりする。
ぐらぐらゆれてしまう私に、こうやって与えられる言葉がぽっと光をあててくれる。
ステキな人たちに出会うと、自分もこうなれたらいいのになーと思ってしまうけど
自分の中にある光を大きくしていくことのほうがずっと大切なのだろう。
きっと、それがステキに年を重ねることの秘訣なんだろう、と思う。
小さなことでも、誰かから認めてもらえるということは
何よりも、うれしい。
いつまでも、それに適う自分でありたいと思う。